今朝は健康診断。
前の晩からタバコを含め一切口にせず、バリウム飲んだりのアレです。
北方先生いわくサドとマゾの館
バリウムを飲んで、機械の上に横になって言われるがママ無理な姿勢をし、腹を機械で押さえられたりしているとき、サドマゾの館とはさすがに作家、上手いことを言うと思っていましたが
問診というのかな
いつもは、やる気のない先生とのやりとりが普通で期待はまったくしていなかったのだが
その先生
僕がこの夏前に十二指腸潰瘍を患ったことを聞き出してから、おもむろに
「病気なんてのは、心が作るんだ」と、今更ながらのことをの賜わった。
その前になんで十二指腸潰瘍になったかというと、風邪を子供達から貰ってどうしても仕事上寝込むわけにはいかず、お医者様を2軒もはしごしてもらった薬(強い奴)をめたらやったら飲んでいたので、なったと思うのですが
それすらも、心の病が8割原因だという。
「その心の病というのは、原因はストレスということが多いんだ」
うん?そりゃーそうだろう
「長島(あの長島監督のことです)がスーパースターだったのは、彼にはストレスが少なかったんだ。というよりストレスを持たない強い心の持ち主とでもいうべきか・・・」
??
「名前を出してはいけないけれど、清原って選手がいるだろう?彼があれだけ怪我や病気に悩まされるのは、やはり心がそこまで強くないんだよね」
「だからまず心というものを強くしなければならない。悩みなんてのは、どうにかなるという強い心を思ったら悩みではないし、だから長島はスーパースターを続けられたし、健康そのものだったんだ。」
「君を見て、僕は毎日何百人ものいろいろな患者さんを見ていて思ったんだけれど、人生楽しんで居るみたいだし、心配や悩み事、ストレスを抱えてしまわないようにすれば、十二指腸潰瘍のみならず風邪も引かなくなるよ」
と・・・
あちゃー、そんなに僕は繊細ではないと思うだけれど
でも、先生のお言葉、なかなか染み込みました。
というのも、実はナイスタイミングと思えた本を読んでいるからです。
そうイン・ザ・プール
前に読んだ、奥田英朗さんの「空中ブランコ」の続編です。
へんな精神課医とも言える、伊良部医師のもとに様々なストレスを抱える病人が訪れるのですが、その伊良部先生、おもろいんです。
これは、電車の中で読んでいると、笑いをかみ殺すのに苦労してしまうほど面白いんだけれど、そのほんの中でも、各人各様のこのストレスについてのことが描かれ、その対処法というのか、治療の過程を小説らしくおもしろおかしく書いてあるのですが
たまたま、その先生から話しを伺っているときには、僕の手元にあったこの本を盗み見てしまいました。でも、あの先生、かならご老体のようにお見受けしたのですが、その目つきには鋭いながらも温かさがあったな