本当にあった海の怖い話(OSPB掲載)


本当にあった海の怖い話(OSPB掲載)月刊誌「オーシャンスタイル・PerfectBOAT」誌に平成年月からシリーズで掲載された怖い話。これは海の猛者、シーメンズパワーの岩本船長の経験をインタビューして私が書き上げたシリーズです。また読みたい、どうすれば読めるんだと様々な方々からご要望をいただき、私のPCに保存してあった過去の掲載記事を載せます。
思わず笑ってしまうような、海の怖い話、全てノンフィクションの本当にあったことをインタビューして記事にしました。ぜひあなたのクルージングに役立てていただければ!!

目次:

第一話 なんだこの海水は…下関から廻航

第二話 何かを五感のひとつが感じた。横浜から塩釜への回航

第三話
今から7~8年も前のこと。あれはちょうど横浜ベイサイドマリーナが開業したての4月ごろ、軽く考えがちな「ちょっとだから…」、決して海を侮っていたわけではないがその「ちょっとだから」が気の緩みを生じ、そしてあわやという怖い思いをしてしまったこの出来事。いまだに忘れられなく、船、航海というものを改めて肝に命じた出来事だった。

第四話
今回の怖い話は、大阪から日本海を経て北海道の小樽に廻航する長いクルージング途中で二つのことが起きた。ちょっとしたことと考えられるこの教訓を活かすも殺すもあなた次第。だが、この教訓はロングのみならず、船を出港する際にいかしていただければと切に思う。

第五話
船には向き不向きな海面がある。平水区域とされている東京湾、だがその東京湾の中でも気象条件によっては平水とは言えなくなる海となることもある。まず自分の船の特性をよく知り、そして決して船に無理をさせない。その教訓となるような今回の怖い話。

第六話
つい先日のJIBT、国際かじき釣り大会でも実はあわやという船舶火災が起きた。船舶火災、これほど怖いものはないだろう。確かにまわりは水の溢れる海、だが船舶火災はその海水を使って消火作業をするゆとりなくあっというまに燃え広がると言う。それだけ船には可燃物が多い。近年、あまりこの船舶火災の事故例というのはすくなってはいるが、あわやという思いをした方はかなりいらっしゃるようだ。今回は、この船舶火災について岩本船長にお伺いした。

第七話
無寄港の長距離航海、ボートでは燃料補給の問題もあってなかなかできない。足は遅いが風頼りのヨットでは燃料を気にせずに確実に長距離航海ができる。だが、その長距離航海、航海上のこと、儀十手黄な粉とはもとより狭い船の中で過ごす人間関係などが凝縮され、ボートにも生かせる教訓がある。
今回は、そのヨットで横浜からフィリピンまで行った長距離航海でのことを紹介する。

第八話
本船や漁船、まさかと思うがその時その時で気が周囲にまわらずウオッチが散漫になっていることもある。相手がこうするだろう、と他を頼るのは海の上では禁物。本船の船長を経験していたから私にはよくわかる。そんな事を交えながら、またまたアクシデントのあった博多―横浜の廻航のことを紹介しよう。 

第九話
メンテナンスされていない船は怖い。風や波も怖い。だが、たしかにレアケースとはいえるがもっと怖いことは沢山ある。そんなひとつの例を私の体験からご紹介しよう。 

第十話
今回の「本当にあった海の怖い話」は、読者の皆さんが実体験としてあり得ることではない。むしろ「プロジェクトX」向けの話かもしれない。遙か古、日本では鎌倉幕府の頃にジャンク船と日本の磯船が相見えた元寇の戦い、はるばる海を越えたジャンク船。それを博物館に持ってこようというプロジェクトに参加したときの話だが、古の船乗り達のロマン溢れる漢を垣間見るような航海を味わった。 

第十一話
2002年の2月。普段おつきあいをいただいているお客様から、フィリピンに魚釣りに行かないかとお誘いをいただいた。フィリピンに工場をお持ちで、行くたびにきれいな海やマーケットに並んでいる魚を見て釣りをしてみたいと思っていたとのこと。そんな嬉しいお誘い、一緒にお誘いをいただいた釣り名人とともにウキウキして飛行機に乗った。 

第十二話
船齢に関わらず、しばらくというか長い間動かしていない船はいくら外見に支障がなくとも問題を抱えている場合が多い。厳密に言えばそれらは実際に負荷をかけてみなかればわからないばかりか、例え平穏な海の中でも長時間走っているうちに支障が生じてくる場合がある。今回の怖い話しは、今年の春に経験したばかりのそんな実例。あなたの船はほうっぽりぱなしになっていませんか 

第十三話
今回の依頼は毎年恒例となっている沖縄クルージング。梅雨前線が停滞している7月はじめに横浜を出港し、本土に先駆けて梅雨明け宣言をした頃の沖縄・宮古島をベースに限りなく美しい海を楽しむ。オーナーのお子さんを含むご家族、そしてビジネスゲストを招待し、船のバカンスを夏先取りで楽しませ、我々は横浜まで廻航して戻ってくるという長丁場だが楽しい企画。横浜から沖縄までのその廻航の模様をお届けしよう。 

第十四話
業務用のフェリーを瀬戸内海の実績の高い造船所で新造したと言う。それを、素晴らしい自然が息づく沖縄の南の島まで廻航する依頼を受けた。だが、完璧な新造船でもちょっとの思わぬ油断が危うきを招く。プレジャーボートでは考えられないレアケースの怖い経験だったが、その怖い思いから我々は学ぶべきことがらも多い。今回はそんな経験を紹介


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