日本の海遊び


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さっきのに合わせて、どうして日本は海の遊びが遅れているのだろう。


そういえば、この事は歴史あるボート専門誌「舵」の田久保編集局長も語っていたが・・・


まずはマリーナなどの置き場。首都圏などは、下手をすると3LDKが借りられそうなくらいの置き場代がかかる。それは、まず昭和初期まで虐げられていたらしい漁業者への利権が保護され、その海を専有するという名目の権利料(これって毎年払わされるのです)、ややこしい地方自治体への許認可登録の為の費用(確か地方自治体に対しても占有権の支払いがあったのでは)、そして、例えば堤防を1m造るのに100万円(だっけかな?)といわれる莫大な工事費用が産んでしまう所以のようだ。こんなんでは民間がやろうと思っても、既得権がないところはまったく無理な相談だろう。かといって、国の税金で作り上げた漁港、それらはだんだん使われなくなってきているにもかかわらず、既得権があって解放なんてなされない。(フィッシャリーナ構想などいろいろと政策検討しているようですが、ごくごく一部なんだよな)


さらに、クルージングの遊び場として欧米では桟橋付きのレストランや、レストランボートのようなものが沢山あるが、日本国内ではそれが造りづらい事情がある。まずは桟橋を造ろうにも、許認可の問題。そもそも、海はみんなのものだという考え方が、ややこしくしているのかもしれない。さらに、海の上にバーなどを作ったりしようとすると、保健所の問題、消防法をはじめとした建築許認可など規制がやたらとあってまともなものは造れないらしい。


ったく、海に囲まれている日本なのに、その魅力をまったくいかせないままにしているのは、本当につまらないことだと思うのだが。


 


 



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