原油価格高騰のあおりを受けて、プレジャーボート各社は価格の値上げを余儀なくされているよう。つい先日、米国アルベマーレ社、他社から今年２回目の値上げ通達があったようで、元売り各社は悩みに悩んでいるのではなかろうか。
ちなみに、この原油高騰、船の材料となるFRPはもちろんプラスチック製品等のみならず、例えば米国から大型のコンテナ船に載せて日本まで運ぶのだが、その船の貨物賃、つまり輸入コストも大幅な値上げがもたらされる。
ただでさえ、日本の検査機構を通るように、米国のスタンダードから日本仕様に改良変更をしなくてはならないのだ。それはシャフトの材料のグレードアップ、シャフト径の変更（太くする）からはじまりさまざまあって、下手をすると米国内で流通している価格を大幅に上積みされてたのが現状。それに追い打ちをかけるようなこの価格の追加値上げ。
ますます高くなる高級プレジャーボート、輸入元などの原価圧縮戦略などつらい戦いだが強いられている。