定期負荷運転点検


定期負荷運転点検昨日のことですが、定期負荷運転点検をしました。

何のために?
目的は大きく分けて3っつかな

一番目は、ここ横浜ベイサイドマリーナならではの団体保険ということが大きな要因だけれど、船体保険の為。万が一なにかの事故で保険を適用させたい時には保険査定が入ります。その時に、毎月ちゃんと定期的に点検して異常のない事、もしくは故障があっても直していますよという記録簿がとても重要になるんです。しかもそれを行っているのが自分ではなく、ちゃんと技術力の認められている業者であることが重要なんです。

二番目に、船を売却する時の為。メンテナンスログとして資料が揃っていれば査定の際かなり強気で買取業者とのやりとりができるでしょう。

三番目に、自分の為。船のメンテナンスログとして第三者である業者が客観的にチェックしているワケですから、その船のウイークポイントや季節ごとの状態などが統計的な情報として活用できます。自分で運行記録簿をつけているとそれに合わせて燃費や様々な情報が得られます。

どんなことをやるの?
主にはすべての動作点検と異常がないかのチェック。
負荷運転点検では、実際に走らせて回転数毎のデーターを毎月取ります。
これにより、アレ?先月よりスピードが出ないな~とか、MAXの回転数が定格までまわらなくなったなーなどが客観的にわかります。重要なのはデーターから、何故?と考えることですが。

ただ、定期点検という言葉からか、
車の、しかも高級車がよくやる怪しいものや統計的に消耗されるものは壊れてなくてもバンバン取り替えて行く点検とはまったく性質が異なります。
もし船でそれをやったら、ものが大きいだけに時間も金額も毎回途轍もないものになってしまうだろうから
でも実際に点検をしたあとの航海で何かが、例えばステアリングのモースワイヤーがキレタリして航行不能状態にでもなったら、一体何を点検しているんだ!ということにはなりますが
そこが難しいところです


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