ロイド


ロイド

前にも書いたのですが、今日昔のボート雑誌を読んでいて、こんな記述を見つけたので転用させてもらいます。


このクローズネストという名前の由来、そして僕の目指しているところ・・・保険屋さんになるわけではありませんよ!!


 


17世紀後半、世界の海を巡っていたヨーロッパの船はもちろん帆船だったが、船の性能もさることながら、航海術や通信手段も未熟でさらに戦争、海賊などの危険にもさらされ航海はまさに冒険そのもの。そのため貴重な船体や積み荷、そして人名が失われることもしばしばであった。

当時、ロンドンのタワー街にあった、エドワード・ロイドが経営するコーヒーショップは海運業者や船長たちのたまり場になっていたが、店主ロイドは彼らが欲しがる海運や船の売買の情報を集めて提供したので店はますます海運業者で賑わった。

コーヒー店に集まる人の中には、危険な航海で事故にあった船の補償を請け負う人たちも現れたが、やがて彼らは専業化し保険引受人と呼ばれる専門集団を形成。ロイドコーヒーショップは徐じょにかれらの、すなわち海上保険の取引の場としてその地位を確立する。

こうして成長を続けた海上保険の中心市場はルーツであるコーヒー店の何ちなみにロイズと名付けられた。現在にいたる300年の歴史の間に海上保険のみ成らず世界中のあらゆるリスクを請け負う強力な保険集団となった。が、その原点は、厳しい海に立ち向かう海の同胞達を支える活動、つまりみんなでお互いを助け合う互助の精神にあった。


そのコーヒー店、船乗り達が黒いゴムひきのカッパを着ていたり、タウンのロイドに集まるときには黒いフロックコートを着ていたりしたために、黒いからすの巣、そうクロウズネストと呼ばれてもいました。



 



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