ビッグボートマネージメント


ビッグボートマネージメント

ビッグボート、そうだな50フィートオーバーの船を総じてそういうならば


s1プレジャーボートとはいえ、個人の遊びの域を超えたマネージメントが必要になるだろう。マイアミなどで浮かんでいるボートを見ると、その差は歴然。個人が遊びの域で、お金をかけずに自分達で所有し、たまにしか乗らない船と、オーナーはたまにしか乗らないかもしれないけれど、ちゃんと人を雇ってマネージメントをしている船とは歴然の差がある。まずは見た目で。やはりゲルコートをちゃんと手入れしている船とまったくほったらかされて乗るときだけ簡単に現れているのでは、船の美しさにはっきりと違いが出る。


さらに、エンジン関連のメンテナンス、航海機器などは常時セッティングをしたものとでは、実際の洋上での使い勝手にもサが出る。船は動かして何ぼのもの、浮かせているだけでは別荘ににも値しなくなってしまうのは、キャビン内の掃除を含めた養生の取り方に、ちゃんとマネージメントが行き届いているかでも差が出るくらいだ。


s2海外などのオーナーは、船価の最低10%は年間予算を組み、その保守に当てている。3億円の船であれば年間3000万円で人を雇い、通常メンテナンスをして、船を維持するのが普通だ。キャプテンがその予算内ですべてのやりくりをする権限をもつ。つまりキャプテンといえど、おそらく一部上場会社の部長クラスの待遇で、人、物、金を動かしていくのだ。運行にともなうすべてのサービスを提供し安全とともに、オーナーとゲストを満足させるのが責務。この中にはランニングコストである燃料代やワインやシャンパンの費用は別枠のことが多い。中には気の利いたキャプテンが、その予算内でオーナーと予算をたてながらすべてのやりくりをしていると聞くこともあるが。


いずれ、船を持ったらきちっとしたマネージメントをしている船とそうでない船とでは、再販するときにも歴然とした差が金額にはねかえる。オーナーからするとどういうマネージメントが必要なの?と疑問があるかもしれないが、それはもう多岐に渡っていろいろある。もちろん、「戸板一枚地獄の果て」の自然を相手にした安全確保がまず大前提だが


 


 



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