日本で最大級のマリーナ、横浜ベイサイドマリーナ。ひとつのマリーナで最大キャパシティー2000隻といわれていて、小さい船から、日本では珍しいメガクラスの船まである。実は僕はそのメガバースの中の一艇Ferretti720のキャプテンもしているのですが、そのメガバースには全長105フィートから68フィートまでの船が勢ぞろい。
メガヨットというと、おおげさではなく走るホテルのようなもの
もちろんキャプテン、クルーが船の面倒をみるのだが、専属キャプテンがいない船にはメンテナンスやら航海の段取りを組むマネージャーがいる。
その船長会というのが、メガバースのそれぞれの船で交流している。
ひと月に一度、キャプテンやマネージャー、クルーももちろんOKで飲み会をしているのだが、これが、今でいう本当のクロウズネストだろう。
ここに集まったのはそれぞれが、大型艇のキャプテンとマネージャー
日本での大型艇(メガヨット)はまだまだ、メジャーではないので、それぞれが手探り状態、たとえば上架したくても、簡単にはいかずまた一回の陸への上げ下げで50万円はします。それで、それぞれがいろいろな情報交換をしております。
寄港地情報はもちろん、業者さんの誰それは腕がいいとか、こういう事故があっただとか、もうとにかくさまざまな情報をお互いに隠すことなく交換しております。
一人外人さんが入っていますが、彼はイタリアとオーストラリア、イギリスとメガヨットを見ていたキャプテン。ものすごく仲良くさせてもらっています。母国はオーストラリア、自身で作ったヨットを持っている。ワールドワイドのキャプテンライセンスを持っているが、日本の一級小型船舶操縦士のライセンスも持っている。
日本語はまったくなのですが、彼からもさまざまな話を聞いて、これが勉強になるんです。
こういう横のつながり、これぞ現代のクロウズネストなんです