ボートの購入1 誰とどこで?


ボートの購入1 誰とどこで?知り合いからのメール、「船を買おうと思うのだけれどどんな船がいいのか教えて!」
シーズンなのか最近このようなお問い合わせが多い。

それで質問するのは、どこで、どんな人が、ボートで何をしたくて、いくらかけられるのか?

でもその質問にも、どんな選択種があるのかがわからないみたい。
そりゃーそうだよね
僕にしても大学生のころには、セーリングするヨットにしても、ディンキーがあってクルーザーがあり、それぞれその使い方によってのる船が違うなんてわからなかったもの。
ただ、漠然と鎌倉の海の上を走るヨットを見てのりたいなーと思っただけだもんなー

というわけで、数回にわたり解説してみよっかなーと

まずは、誰が誰とのるかです。
船は、小さい船(20フィート代くらいかな)であれば、一人で海に出ることはあってもそれ以上となるともやい綱を取ってくれる人など誰かが必要になります。その人数が揃えられるかどうかで、予算もありますが船の大きさはそれによっても影響が出ます。
会社の福利厚生で何人かでワイワイ乗るのか
ペイドクルー(お金を払って手伝ってもらう)を雇うのか
それとも家族?
一人?
そのあたりから、船の大きさがチョイスできるかなー

次にどこで乗るかです。
日本では米国のようにトレーラーにボートを積んでというのは、法規制などがありかなり面倒
さらにスロープで海に浮かべさせてくれる施設がほとんどありません。ビーチエントリーでも、砂浜に車両が入るのは手続きが最低必要になり、面倒かと

それと、置き場所は遊びに直結します。
海で泳ぐ、きれいな海となると?島に行きたい?
となるとそれらに至便なロケーションまで車で行ったほうが楽かもしれません。
でなければ、船の中で料理ができ、宿泊ができということになればそれなりの大きさになりますし
たとえば東京湾の奥から剣崎を超えて三浦半島の突端、三崎までは40マイル以上あるので、たとえば25ノットで巡航できる船でも片道2時間以上を覚悟しなくてはなりません。
片道2時間、これって結構あります。
しかも東京湾はちょっと風が吹くと向きによっては三角波がたってしまい25ノットなんてだせなくなってしまい、たとえば10ノットであれば片道4時間。これはつらいだろうな
でも、東京湾の中だけでも楽しい船遊びはできます。
河川をクルージングしたりを含めればいいのかな

いずれ高価な船、マリーナや漁港におかせてもらい、安全に保管してもらうこととなります。
まれに河川などに放置する例がありますが、管理者はいませんので盗難、火災、川の氾濫による事故などリスクが多く、またちゃんとした許可がないと、撤去されて罰則をかせられることがありますので、お勧めできません。
知り合いに、自分の家の裏に止めている人がいますが、ちゃんと許可を取って自分で管理しています。

置き方も、陸に保管するのと海上保管があります。それぞれメリットデメリットがありますが
陸沖の場合、クレーンでいちいち上げ下げをしてもらわなくてはならないので、出航帰港の時間に制約ができてしまう場合が多く、事前に分かっていればマリーナに頼んでおろしてもらう、後であげてもらっとくというサービスがあるところが多いですが、掃除などまでは行き届かないでしょう。
ただ、陸置きは、海藻などの付着や潮による腐食などの塩害は少ないのですが
船台をしっかり作っておかないと、船がねじれたりしてドアが閉まらなくなるといった事件はあります。
エンジンなどの機関は清水で塩抜きができるので、あんまり使わないという方にはいいかもです。
ただ、そうはいっても車と同じで機械ものですので、エンジンだけは定期的に負荷をかけてあげ、オイル落ちを防ぐようにしなくては持ちが悪くなります。

海置きの場合
船は浮いてナンボとも言われていますが、やはりその通り。
ある程度の大きさの船であれば、発電機も積んで電気が使え、浮いた別荘としても使えるだろうし、なによりも自分の好きな時に海に繰り出せます。
ただ、船底に貝や海藻が付着してしまうので、船底塗料を塗らなければなりません。これは頻度多く出航する船では年に一回、できれば年に2回上架して作業を行わなければなりません。

ざっくりですが、マリーナビーチ協会
http://www.jmba.or.jp/kaiinsyoukai.html
の会員マリーナのリストがありますので、調べてみてくださいな
漁港とかは、これは組合に聞いてみないとわからないな
でも基本、船の管理は自己責任ですので、初心から飛びつくのは難しいかな?船を持ったあとのメンテナンスや寄港地情報、もちろん管理などの情報はないと思ったほうがよろしいでしょう。

マリーナでも特色を持っているところがあります。でも、船の駐車場と割り切っているところもありますよ
さて、特色は上下架や給油、メンテナンスの施設だけでなく
たとえばマリーナ主催のオーナー向けイベントやサービスもさまざま
マリーナは、いかに足しげくマリーナに来てもらうかを画策してイベントを打ちますが
たいていあるのは太公望コンテスト、釣り大会です。そのロケーションにあわせて魚種が変わってくるかなー
クルージング大会も催しているところもあります。みんなで行けば怖くない。
メンテナンス講座や気象講座などをしているところもあります。
ですので、そのマリーナのロケーションや料金だけでなく、どんなイベントやサービスがあるのかをよく観察してみてくださいね!
海外だとおおうにして、施設やサービスはもちろん、どういう人が会員としているのか、また、現会員の紹介がないとは入れない格式をもっているところが多いのですが
日本では現在はそういうところはないかなー


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