台風の思いで


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台風5号 なかなか歩みが遅いですね。955hpという数字、今というかヘクトパスカルになったころから、あまり感じなくなってしまったのが不思議なのですが、ミリバールのときに955という数字だったら、恐れおののくのに充分な迫力のある数字だったのにね


そういえば


平成8年に台風がきたとき、あるマリーナでの話ですが船が沈んだことがありました。これは開けた海に向けて入船で留めていたのが大きな原因と思われるな。


本来、船は舳先のほうが強いので風上に向けて止めます。桟橋などに繋ぐときにも、背中に桟橋を背負うような形に留め、開けたほうに船首を向けるのが常識。何故かと言うと、開けた海側にお尻を向けていると、もし風が向かってきて波が打ちこむようになれば、おしり(後ろ)は弱いのです。下手をするとトランサムボードを乗り越えて波が打ちこむこともありえる。その時沈んだ船は、もろに入船で止めていて、お尻丸出しだったのです。が、しかしあっという間のことでした。桟橋を行って帰ってきたら沈んでたのですから。


その船は、35フィートくらいのオープンボートでオーニングをデッキ全体に覆っていたのですが、そのオーニングのキャンパスの張りが甘くて雨水が溜まったようです。ちょうどプールのようになってしまい、何トンという雨水の重さにさすがに耐えきれなくてそのオーニングが落ちてしまい、その何トンという雨水がどんと船の中に落ちたその瞬間、ビルジの排出が間に合わず、喫水が下がってしまったそこに、後ろから波が簡単にガンネルを乗り越え打ちこみ沈んだのです。


それはもう見た瞬間、ショックで声もでませんでした。だって船が舫いに首吊りになって沈んでいるんです。しかも船体はきれいな水の青色に染まり美しいんだけれどショックでした。


台風の過ぎた後、マリーナの連中総出でその船を揚げた、そんなことがあったなMatsuo君、Kon君!!


 


さー台風5号もこれからです。マリーナの職員の皆様。船でウオッチをされている方々、ご苦労様ですが、頑張ってください!


 


 



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