昨晩の続き!
沖のポイントに辿り着いたら、たぶん沢山人が波待ちしていると思う。僕の場合だけれど、いきなりその人たちの中に紛れるのは避けて、少し端で様子を見るようにしています。そこではまず山だて、陸の例えば電信柱がどこと重なっているのかなどを見て、自分のポイントを掌握。さらに沖から来る波はまっすぐきてくれればいいが、大抵は海底の地形にあわえてピークがシフトをする。ビーチブレイクなんてのはその幅がかなり大きいところもあるので、それらを観察。そしてどのような向きのどんな波の時に、どういうふうにブレイクしているか。上手い奴がいれば彼はどんな波を選んで乗っているかを見る。
そうやって観察を続けると、大抵がみーんな目の前の来た波にテイクオフをトライするので、2波、3波はがらがらになることが多い。僕はそれを狙って波を掴んでいくようにしている。
そうそう、その前に、波待ちの仕方だけれど・・・
最初慣れないうちには、不安定なボードの上に座るのはなかなかこつのいるように感じると思うのでは。こつは力を抜いて座ることなんだが
でも、そうは言っても最初のうちは力がはいっちゃんだよな、たぶん。そこに波が来るしね!だから水面下、足を立ち泳ぎの時のような使い方でバランスを取っても良い。そのうちに力が抜けてきます。座る位置は後ろ目で板を立てるようにしたほうが安定するのだが、格好はあまりよくない。板を水平にして胸をはって見れるようになると、沖の方まで波が見えるし、やはりかっこいいと思うな。まー慣れです。
沖を見て、どういううねりが入ってくるのかを見ていると、これも慣れてくるとその変化がどういう波を運んでくるのかがわかります。
鎌倉の大崎というポイントなんかでは、もちろん沖も見ているけれど、陸続きの左側が葉山で、そこに波がどうぶち当たるかを見て、その返し波が入ってくるのを見ていることもあります。
波が良いときにはおおにして流れがありますので、自分の位置を陸の目印で確認することを忘れずに。あの電信柱があそこと重なるところまでくるとポイントをはずれるなとか、そうやって陸をよく見ています。海だけ見ていると案外わからないんだよな、自分の位置が。
それと波待ちをしているときに、パドルに自信がなければ、うまい人の後ろにいては駄目です。目の前に居る人は、いつぱっと向きを変えて波に乗ろうとするかわかりませんし、そうなったときに進路を開けてあげないと、ルール違反にもなります。だから、できればその人の斜め後ろか、外側の横にいるように。
波は沖からやってきます。しかも一波だけではないので、焦らないでゆっくり見ていれば、他の人と競り合うことなく、波を掴むことができます。だから、目の前の波ばかりを見ないように
そうそう、パドルなのですが、これはテイクオフの時にはシビアになりますが(ロングでも)、一番うまいのは肩を下げると板が海水の中に突っ込んでいってしまうけれど、肩を上げていれば(胸張っていれば)ノーズが海面から出ている微妙なところ、というのが一番早い乗り位置です。テイクオフの時に波に乗り遅れそうになると肩を落として(板に近づけ)重心を前に持って行きます。僕は顎で板を押している時もありますが。でもノーズが突っ込むと、そのままストールし、場合によっては水の中にノーズが突っ込み、板の後ろを波に持ち上げられてパワリングしてしまうので、ノーズが突っ込まないように目一杯胸を張って(つまり一番パドルが早い乗り姿勢)で助走させます。が、これも波の良いところ、傾斜があってパワーがあるところであれば、ほんのひとかきでも乗れちゃうんですが
ついでにキックテイクオフというを説明しましょう。これがきるようになるとものすごく楽!
向かってくる波の力と板の浮力を利用してテイクオフをする方法です。これは板を立てて沈ませ、浮かぼうという力を前に持っていきそのまま波の傾斜に合わせて乗っていく。タイミングなんです。ただ、ロングはそう簡単には沈んでくれないので、ぐっと板を立ててそのまま前に乗り込めばそれだけで、助走してくれると思います。その瞬間が波のシェイプにあっていれば、テイクオフができます。タイミングが非常に大事なので、マー練習してみてください。
続きはまた