子供の空手


子供の空手

実は昔から空手をやっていました。流派は少林流という古代沖縄空手を汲む流派です。と、僕は他の流派のことはまったくわかっていませんが。そもそも僕が始めたのは、中学生の時、体育の先生にものすごく面白い方がいて、その先生が少林流の師範代だったことから始めたのですが。この先生、趣味が豊富で、スキーは1級、猟銃の免許をもち、大変親しくさせて頂き、スキーも猟も連れて行ってくれ、母子家庭で育つ僕に「男」というものを教えてくれた恩人の一人なのです。空手きっず1


この先生からはいろんなことを教わりました。鎌倉はお寺が多いのだが、いつだったか史跡巡りをしているときに、先生から


「仏像を見るのは退屈か」と聞かれ、当時は中学2年生。そりゃー楽しいわけがない。ところが、「仏像を良く見てご覧。空きが無い。もしこの仏像を殴ろうと思ったら(空手で)どうなる?あの何気ない手先、あれは最高に強い形だぞ。そしてわきも締まっているから、例え間合いに入って先手をとってもかわされるぞ」


それから僕の仏像を見る目つきが変わったのは言うまでもありません。たまに京都などを訪れたとき、仏像を見るとその前で、独りうなりながらその仏像との戦いを想像をするようにもなってしまいましたが。


社会人になってもしばらくは続けてい、段位も得るまでにはなったのですが、当時、背骨の際をスキーのレースで折ってからぎっくり腰を患ったり、出張だなんだと着かず離れずだったのですがだんだん遠のいてしまいました。それが、子供ができてやっぱり空手を息子にもやらせたいなと思っていたところ、たまたまなのだが東京の家の近くに同じ少林流の道場を発見。おそるおそる覗いてみると僕が習っていたのとはちょっと違うのだが、でも型は一緒。それで女房を口説き、まだ赤ちゃんの息子にはほど遠かったのだが、僕が先んじて白帯から挑戦することに。


そこの師範はなんと通産省、今は経産省というのか?のお役人で、人柄もとても素晴らしい方。がしかし、さすがに6段、凄い技の師匠。僕の昔の経験などは話しをしていないのだが、すぐに昇級試験を受けさせてくれ、あれよあれよと昇級させてくれ、息子が小学校1年生で入門させていただくときには、とりあえず格好が付くようにしてくれました。とは言っても僕は、背骨を痛めて以来からだが堅く成っちゃって(それでまえには挫折したので)ここからが大変なのですが


が、息子ももう3年間休まず続けており、昇級もし、僕がもたもたしているといずれ追い抜かされそうです。ただ、息子だけに空手をやらせているばかりではなく、僕も一緒にやっているので、お互い辛さやおもしろさがわかり、僕も彼に教えることができて楽しくやっています。彼の昇進試験のまえには毎朝二人で朝練なんかもやります。たまに外人宅でのパーティーなどでパフォーマンスで二人で型などを披露するとバカ受けしたりもします。


歩き方もそうなのですが、無駄のない洗練された美しい体位の勉強というか訓練なのです。


ただ、娘もやりたいと言うのですが、娘は女!確かに女性で空手をやっている方は多いのですが、娘にはやらせません。というのはどうしても空手などの直接的な武道をやると、顔が厳しくなってしまうから。気も男勝りになるでしょう。もしどうしてもやりたいというのであれば合気道だよとは言っておりますが。


いずれ、その空手の技のことなども、おいおい書いていこうと思っています。今は「崩し」という技がとても凄いのですが、そんな高次元なことよりも基礎の基礎、そんなことからまだ僕自身未熟ですが、わかりやすく書いていければなと思っています。



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