船選びあれこれ・・・どんな船を買う?その1


船選びあれこれ・・・どんな船を買う?その1

話しは飛ぶが、船を購入しようというお客様


まだ免許を持っていなくて、まったくはじめてなのだが金はある!


どんな船を買えばいいの?という質問がありました。


 


一般的に、大手の営業に相談すると、小さい船から経験を積んで大きい船に乗り換えていけば!という案内を受けると思いますが、僕はそうは思わない。


車だって同じではないかな?一番最初に軽自動車から!なんて言っても誰も相手にしないでしょう?といって、いきなり新車の500Sとかフェラーリとか言ってもそれもちょっとと思いますが。


それと同じで、最初は確かに桟橋に入れたり、岸壁に着けるとき等には、勝手がわからないまま風に流されてぶつけたり、と小さい損失はあるだろうけれど、小さい船から始めるのも、ある程度大きいのも一緒だと思うな。むしろその大きさを養っていけるだけのその方の経済力というものが考慮としてはまず一番先に挙げる物だと思います。船の大きさは、もちろんマリーナなどの保管費用、燃費などのランニングコスト、それと必用なクルーの人数が大きさに比例して関わってきますので。


先進国である米国などでは、40フィートオーバーの船でも一人で操船しているのを良く見ますが、これはある程度は慣れというのが大きいと思うので、そんなに大きな船をと思わなければ最初は小さい船で始めなければと言うことはないと思います。ただ、船を持つと次にはもっと大きい船を言うことになるのは人情なのですが


ただ、通常、50フィートを越える船となると、操船者とは別に、船首と船尾にロープを撮る要員できれば二人、最低でも一人は欲しくなりますので、その覚悟が必用です。お金をかけて教育されたクルーを雇うことも操船契約を業者と結ぶという道はありますが・・・


その要員は常に出港するときに確保できないと、いざ出そうと言ってもおっくうになってしまうので、まー40フィート前後が一人で操るいいところだとは思います。それでも、風のある時などは、日本のハーバーの場合、構造上一人ではちと躊躇してしまうことが多々あります


それと基本的には、船は一人で出す物ではないということがあります。それは洋上でもし落水でもしたら、そのまま走り去る自艇、取り残される自分、まずはイコール死となるからです。


それと、船を持って何をして遊びたいかでもその大きさにも関わってくるのではなかろうか。


日本に船を持って遊ぶとなるとどういう遊びが考えられるかというと


○ 船で箸って爽快感を味わう


○ 船を脚がわりに、桟橋付きレストランや沿岸の漁港などを廻って遊ぶ


○ 優雅に船上パーティーなどをして、酔っぱらってしまったらそのまま船中泊というような、動く別荘としての遊び


○ 静かな入り江などで、晩ご飯となるお魚釣り ひらめ、キス、などの底物


○ 黒潮に乗っかってやってくる、大物とはいかないまでも、カツオやシイラ、など表層にくる魚や、中層にいる魚の釣り(ライトトローリング)


○ ビッグゲームフィッシング(かじき釣り)


などがあるわけですが・・・


 


もちろんその中には、走るラブホテルとなるスーパウエッポンなる使い方も含まれます


んで、まず、船のオーナーになったことを思い浮かべてください。


んで、次にどこに置くのか、東京湾や大阪湾、湘南、瀬戸内海と大きなエリアでそれに適する船が違ってきます。例えば瀬戸内海であれば、内海の水域をでないのであれば島々が防波堤がわりになってくれ、潮の流れはあるものの、波が立ってその中を走ると言うことはまずないので、外洋に出て行くような船はtoo much、必用がないということになります。でも、外海に面したところがエリアであれば、それなりの船でなければ、例えば午前中はべた凪でも、午後になって海風が吹き荒れて波にもまれて走ることを余儀なくされ、船の性能によっては怖い思いをするということがあります。


東京湾や大阪湾は平水区域という指定があり静かそうですが、実は大型本船が行き交い、その引き波が混じり合って変な三角波が沸き立ち、風によってはとても走りにくく、怖いということもあります。だからその遊ぶエリアというのは船選びには大きな要素となります。


一番良いのは欲張りになんでもかんでも出来るというのがいいのだろう、となると、ある程度の大きさの船が必用にはなってきます。そうだな、メーカーによってその特性が違うので一概には言えませんが、28フィートクラスがミニマム(かなりきついとは思うけど)大きくて45フィートまでが一応の目安ではないかな


ちなみにこれはマリーナの保管料というか係留料は、首都圏ではだいたい100万円から250万円の年間費用がかかります。安いところも探せばありますよ、もちろん!ただこれくらいの出費を覚悟していないと、たとえ船を持っても辛いと思います。


さて、船には主にヨーロッパ、地中海を走るお洒落なサロン系のクルーザーと、波をものともしない外洋を突っ走るスポーツフィッシングボートが対比してあります。その谷はスピードはあまり重要視しないで、ある程度(15ノットくらい・・・大型貨物船のスピードくらい)で巡航し、ゆったりのんびり、でも船内のアコモデーションは生活するにばっちりと言ったような、北欧型のトローラータイプと大きく分けてその3っつに分類されると思います。


地中海などには、桟橋付きのレストランなど船で訪れて楽しいところが沢山あるので飽きませんが、日本の海の場合は、そのようなインフラはまだ残念ながら整っていません。僕が知っている限り、東京湾でも桟橋付きのレストランというのは2つか3つ。それと、走るエリアの中の寄港地はだいたい日帰りを考えると限定されてくるので、飽きが来やすいのではと思います。


船上パーティーも、毎週やっていると、かなり飽きます!その都度呼ぶゲストが入れ替わり立ち替わりと言うのならそれはそれで楽しいと思いますが・・・(そこがスーパーウエポンというもう一つの使い方ではありますが・・・ニヤリ)


うちの家内は、もし船を買うのならという話しではいっつもイタリアのお洒落なクルーザーを思い浮かべるようですが、となると、もう走る別荘としてのプランを考えなければなりません。海という大自然を満喫する別荘として、子供達の教育の場として考えるしかなくなるかな


でも、それはそれで楽しいのだろうけれど・・・・


と、なると、やはりお勧めは、パーティーもでき、さらにゲームとしてのシミュレーションが楽しめ(このブログで書いたかじき釣行などをご参考に!)、外洋を難なく走るボート、スポーツフィッシャーマンとなってくるのですが、いかがでしょうか


 


 


 


 


 


 


 


 



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