海の男の酒と喫煙


海の男の酒と喫煙

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そう言えばで恐縮ですが、イニシエから海の男は酒と喫煙が付いて回るイメージがあるのって、僕だけ?
今の世の中でこの話題は反社会的かな?
でーも、僕の小さい頃放映されていた「エイトマン」というマンガは、タバコを吸うと元気になるヒーローだったはずなんだけれどなー、
今日ビは何かとスミズライッスナー
と、マーそんなことはいいのですが、海の上に出て航海をしていると、やっぱり喫煙したくなるのは僕だけかなー
気分を紛らわせたり、眠気覚ましだったり、孤独にヘルムを取って走っている時などは特に喫煙が・・・
トハイエ、タバコを吸う時には必ずマイアシュトレイを持ち、海に絶対に捨てない!事を当然ですが遵守しています。フィルターをお魚さんが食べてしまうと死んじゃうから。それと、走っている船の上ではスターン、最後部に行くようにしています。火の粉が船に飛ぶとまずいからですが。
んで、実は、僕は訳あって二ヶ月間禁煙をしてみたのですが、やっぱりダメでほんで、前から嗜んでいたパイプのみにいたしました。
上の写真のパイプ以外に、鎌倉家に帰るともう三本あります。パイプコレクションの為に余ったチークで自作したパイプスタンドです。日本の方は若く見えるのでパイプを敬遠というか恥ずかしがる方が多いのですが、海外ではヤングもくわえて居ますよ
もともと僕がパイプを始めたのは、銀座の菊水の、一昨年前かな?お亡くなりになった名物オヤジから手ほどきを受けたんです。
「パイプはな、大人の男のおシャブリだぜ。おシャブリに若いも年寄りも関係ねー。大人の男の匂いは証だぜ」なーんて、ハードボイルドに教わったんだなー、僕がまだはたち代後半の頃。その当時お店の前には、ガキのウロウロお断り!って書いてあった頃です。
パイプの葉っぱには、いがらっぽい物もありますが、フレーバーを付けたりしてとても甘ーい匂いや、男の飾りとなる素敵な匂いなものがたくさんあります。ここが、タバコと大きな違いかな
そして、男ならでは喜びそうな写真のような小道具。コンパニオンナイフを持ち歩くんですが、これが案外便利ですよ、道具として。
そんで、お金をかければキリはありませんが、案外お手頃のお値段で入手できるのは円高のせいかなー
作家の北方謙三先生は、自分でパイプを削って作ってみろよと、さかんにおっしゃっていましたが、パイプに凝り出すと、木の根っこを使っているんですがこの模様にハマるんです。しかも、うまくポッドの温度を保てるようになると、使い込むほどその模様が変化したりして

そして、酒。海の男といえばラムと相場は決まっていますが、写真のようなSEAMAN’S Schnappsというのもあります。ショットで飲んでもいいし、オンザロックでもいいし
船で酒を飲むのは、まず体を温めたい時があります。真夏でも、荒れた海を航行する時は頭から潮を浴びびちょ濡れの時に強い風にさらされ寒くて仕方がないという拷問に耐えてる状態があります。港についてブルブル震える身体を手っ取り早く抑えるには、そう、みなさんお分かりの通り、酒です。ラムにしろシュナップスにせよ、もちろん日本酒!これに勝るものはないんですなー。

というわけで、船乗りには呑んべいと喫煙がついてまわりますが、お許しくだせい!


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