まずはこの写真
何が悪いかというと、その前に不思議ではありませんか?
桟橋側に俵フェンダー付けているのに、船からもフェンダーが下がっています。
そこまでする必要があると考えてられるんだろうけど、船側のフェンダーは、風や船の揺れでハルを擦って長い間同じ位置にぶら下げておくとハルの表面塗装には良くありません。擦ってヘアークラックをつけることになります。ダブルにいれる気持ちはわかるけれど、スマートとは言えず無駄かなと考えるのは僕だけ?
そのフェンダーの取り付け方は巻き結びからイカリ結び系ナドいろいろあります。しかも、人によって慣れた結びがありますが、一つの船の上では統一しておくことが必要です。何故かって、いろんな結びを使っているとフェンダー毎に混乱して、すぐに処理ができない恐れがあるからです。結びにも一長一短はありますが、船長が主体となってクルー全体に周知しておくことがひつようです。これはロープのコイルの仕方も同様です。
さて、フェンダーの収納。フェンダーをぶら下げたまま走っているのをたまに見かけますが、これはダメなのはみなさんご存知ですよね。面倒がらずにきちっと収納しておかないと、いざという時に使えないばかりか、やはり船を傷つけてしまうからです。
船長は、クルーがフェンダーなどのデッキワークが終わるまで増速せずに、むしろ安定したところで作業ができるように気遣って出港すべきです。