東京の町には海に関わる秘密が

アースダイバー

先日、アルベマーレのオーナーから勧められた本、読んでみました。
実は今、福井晴敏さんの「戦場のローレライ」「亡国のイージス」と海に関わる小説を読んで楽しんでいたのですが、それを中断してまで読んでしまった「アースダイバー」お勧めです!
東京という都市、それぞれ銀座、青山、六本木、そして渋谷、新宿、浅草と個性ある町が沢山ありますが、その個性を産む必然性がそこにあった!しかもそこには海とともに暮らしていた古の人たちの知恵が生き続けているのです。
おそらくこれから東京の街並みを歩くときには、視点を変えてみることができ、さらに人間の本能というか、欲望というかその生い立ちを感じ取ることまでできるのではないかな。
一度斜め読みしたのですが、そのまま福井さんの本をお預けにして一気に2日で読んでしまいました。
お勧めです。
ぶはは、アマゾンのアフリエイトに参加してみました。だからというわけではないのですが、僕もアマゾンでこの本を買いました。本屋さんで探したんだけれど、なかったので、そいうときにはアマゾンは便利っすね。

憧れのDavisとアルベマーレ

海を走る船は、乗船者の命をかけた乗り物。車であれば、故障したり走れなくなってしまえば路肩に待避して、レッカー車やJAFを待つことができるが、海ではそうはいかない。ひとたび、波で走れなくなったりエンジンが止まってしまえば遭難の二文字が現実となるからだ。
僕が憧れるアルベマーレ
米国でも海を良く知っているボートオーナー達からは羨望の眼差しを送られているボートだ。何しろ波の中の走りが良い。剛性感が高く、船を波の中でゆがめることなくそれはエンジンにも負荷をかけない。そして何よりバランスの良さが素晴らしい操船フィールを与えてくれる。
2000年9月。僕はノースカロライナにある、スポーツフィッシャーマンの憧れの造船所、Davis社とアルベマーレ社を訪れる機会があった。
成田からワシントンへ、五大湖の北側を抜けていく飛行機の眼下には、ナイアガラの滝が見える。ワシントンでは4時間あまりをビールと同行者とのおしゃべりで過ごし、ひえーまだこんな飛行機が飛んで居るんだと言えるような小さなプロペラ機にトランジットしてノーフォークへ。
朝方着いたノーフォークの空港へは、今回案内をしてくれるDavis社のジョン・ワジック氏が迎えに来てくれている。剛柔流の空手もやっている彼は大変な親日家。にこやかに我々を出迎えてくれ、一路、ワンチーズへ。フリーウエイを使っても2時間30分のドライブだ。ワンチーズとは日本で言うと浜名湖の舞浜のようなところ。スケールの違う内海と大西洋の外海に面したところで、その内海から流れ出る水路、オレゴンインレットがあるところだ。このオレゴンインレットというところが、いわば浜名湖の第3陸橋のようなところで、内海から出る水流と大西洋から押し寄せるうねりでとっても掘れた危険な波が数マイルも続く、海の難所としても名高いところ。そこから車で小一時間も走ると、ケープ・ハトラス。そう、あのハトラス岬があることろだ。
美しい内海を見ながらドライブ、このあたりはキル・デビル・ヒルというんだけれど、聞いたこと無い?とジョン。ライト兄弟の初飛行の丘だっけ?そう!その丘があそこ!と観光しながら、少し喉が渇いたねと海岸沿いの道に出てピアハウスで休憩をする。
pier
killdavilhill pire
子供が小さい波でサーフィンするのをピアから眺めながら、ビールを一杯。
東海岸独特のサマーハウスが良い雰囲気。この先の一軒が、かの伝説の人、バディー・デイビスの家で、とてもお洒落なそのサマーハウスにも滞在中に招待していただいた。砂浜にアイビーが生息しているのだが、それには触れては駄目だという。ははー、これがポイズン・アイビーかと納得してしまう。
そして、もうすぐという案内でワンチーズへ。
静かな美しい内海と豊かな自然の林を抜けて行くと、Davisの小じゃれた小さい看板。Davisのメインオフィース兼工場についた。オフィースでウエルカムの接待もそこそこに早速工場へ。
あるある、Davis独特のカロライナーフレアーの船達が並んでいる。
Davis Factory1
モールドから抜いたばかりの50フィートもの大きいバスタブのようなハルが並び、工程に従って出来上がっていく様が一望できる。
ファクトリーで働く従業員は、リフュージが多いのだがとてもフレンドリー。
そして裏手にあるポンツーンへ。うわー、Davisが沢山浮かんでいる。(あたりまえです!)
Davis pontoon
この船達、その後に全て乗せて貰い、そのすごさを圧倒されることになります。
滞在中、バディーの好意で、普段彼はジャガーのオープンに乗って居るんだけれど、もう一台トラックを持っているからそれを貸してあげるとのことで、車を借りることができました。
その車で、ハトラス岬、そしてアルベマーレを訪れます。
ハトラス岬に行く途中、Davisの試乗でも走るオレゴンインレットの脇にマリーナがありました。そこを見てびっくり!色とりどりのキャロライナフレアーがずらっと並んでいるのです。
Oregon inlet marina
これには正直びっくりいたしました。これほどかと!
中にはDavisはもちろん、メリット、ジャレットベイ、そしてチャーターボートに有名ビルダーもどきなども並んでいるようでした。平日の昼間からマリーナをうろうろしていたオールドソルトになにげに話しを聞くと、当然、ぜーんぶの船がカジキを狙いに20マイル彼方の大陸棚を行くそうです。実績ルアーやティーザーなども見せてもらっちゃいました。
ま、さておいて、ついでですからハトラス灯台。この床屋さんのねじりん棒みたいなマークがIDで、全米の灯台はすべて違うデザインだそうです。つまり日中は灯台に描いてあるデザインを見れば何処の灯台がわかる仕組み。それなりに付近の住民もその灯台のデザインに誇りを持っているようでした。(あれ、今写真が見つからない!ので後日ということで)このときハトラスの工場にも行きたかったのですが、時間が無くて行けませんでした。
さーて、お待ちかね、アルベマーレです。
アルベマーレはエディントンというやはり内海に面した清楚な町にあります。Davisのあるワンチーズから車で2時間くらいかかったかな?ワンチーズもとても良いところだったけれど、あそこはいわば鵠沼という感じかな、エディントンは古く小さい町ですが、とてもお洒落でなんとなく軽井沢といった感じのいいところでした。
そこにアルベマーレがあります。ミスター・バーチ副社長を訪ねていくと、玄関にウエルカム・フロム・ジャパン!とあり我々を待っていてくれているのがわかります。
自己紹介とお茶もほどほどに工場ツアーへ
Albe laminateshop
ラミネートショップではやはりリフュージーが沢山働いております。自分たちのノルマを稼ぐためにもくもくと仕事をしながらも、とっても愛想よくフレンドリー。でも仕事は、強いハルを造る為にそのクロスの張り方、ジェルの状態までも細かに管理されいるようでした。
そして、モールドを抜けたハルが仕上げられています。
Albe Factry
ここに並んでいたのは、305,320のエキスプレス。
インナーハルとアウターの溶着、配線、エンジン設置、木工用品などの建具、とラインが並んでいます。それぞれが丁寧に仕上げられていました。調度インスペクションシートを持った係の人に会ったので話を聞くと、ものすごいチェック項目です。しかも念入りに確認をして仕上げていっていました。なるほろ!!
裏にはアルベ専用のマリーナが。
そこにはトライアルを待っている船達が並んでいました。
そして410の工場。そこは車で10分程のちょと離れたところにある大きい工場なのですが、なんと、以前はクリスクラフトの工場だったのを買い取ったとのことでした。410が並んでいました!!その造りはなるほど、こうやって手間を惜しまず強い船を造っていって居るんだ!っというのが実感できました。
当然たーくさん写真やビデオを撮ってきたのですが、この紙面?!だけではお見せできません!!ご要望あれば、また案内しまーす。

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フポーツフィッシング

トローリング1
スポーツフィッシングにはいくつかあるが、簡単には類別できないが、人間が餌に模した疑似餌を作って、それで魚を釣り上げるのがスポーツフィッシングと言っても過言では無かろう。
僕がやっているのは大物狙いのソルトウオーター・スポーツ・フィッシングだ。疑似餌もかなり大きく、船に引いてもらい泳がせて魚などに模する。
そのため、この釣りにはリールやルアーなどとあわえて、船が大きな要素になってくる。もちろん、日本の海は午前中穏やかな海でも、午後になると熱っせられた陸に向かって海風が吹き、それは沿岸の地形にもあいまって、大きな波となる。そこを走り抜けるにはタフなボートが必用となる。
一概に船というと、ヨーロッパは主に波の無い地中海を楽しむ繊細なデザインのクルーザー、スピードは出ないが北欧の荒海を乗り越え走る排水型のトローラー(写真は、やはり僕の憧れの一つでもあるグランドバンクス。美しいでしょう!昨年取材したときのものです)
グラバンそして米国東海岸を中心に発達したスポーツフィッシャーマンなどがある。
本場米国には、その市場規模から多種多様な造船所があり、もちろんカスタムメイドからプロダクションボートまで様々。気を付けなくてはいけないのは主な市場の中にはアメリカの五大湖をメインに考えて作った船や、インランドシー(内海)しか考えていないという船も多い。そのため、日本の荒海にちょっと揉まれてしまうと、エンジンマウントが踊ったとか、船内の家具が飛び出してきたと笑うに笑えない船も多かった。
我々がかじきを求めて出る外洋に限らず、日本の沿岸の海は一日中凪いでいると言うことが少ない。
ひとたび荒れ出すと乗船者の命を託した船、それこそ遊びが命がけになってしまう。そのために、実際に荒海でテストを繰り返し作られた安心な船が求められるのは当然だ。
東海岸にも北から南まで、海の実情がことなりそれに合わせるように地域的な個性が造船に刷り込まれていくようだ。
浮沈構造で有名になった、ボストンホエラー。東海岸のまんなからへんにバイキング、オーシャンヨット、エッグハーバーなど。そしてかじきの豊富な荒海を控えたキャロライナ地方には無数の造船所があり、ハトラス、DAVIS、アルベマーレと言った有名どころがある。さらに南に下りフロリダあたりとなると、ツナタワーやファイティングチェアーを開発した老舗ライボビッチ、ガーリントン、バートラムと個性豊かな船の造船所がひしめく。
何故かウエストコーストの造船所には、スポーツフィッシャーマンとしてはCABOがあるくらいで有名どころが育たないのは、やはりその海の特色によるもののようだ。
数々のすばらしいスポーツフィッシャーマンのインプレッションをした中で、ではどの船?と問われれば、スポーツフィッシャーマンとしては僕は迷わず独特なキャロライナフレアーを持つ、ノースカロライナの造船所を選ぶだろう。その中でも、24フィートから41フィートまでのラインナップを取りそろえて、船を持とうという現実に立ち返ると、やはり質実剛健なアルベマーレを挙げる。憧れのハードボイルド作家、北方謙三氏もこのアルベマーレ310をその走りに魅了されて所有されている。最近のハトラスなども革新的なデザインを取り入れて魅力はあるが、なんといっても50フィートという超贅沢な船。価格も1億円では勿論効かず、その維持費も考えると現実的ではない。もちろん、その上にはDavisという造船所、これは伝説の人とも言えるバディー・デービスが造ったボートだが、もうスポーツフィッシャーマンの中ではほぼセミカスタムでその品位を含めて夢の夢だ。(ブログにあるJIBTにはそのDAVISに載せて貰っての参加でしたが)
アルベ1
そこで、このアルベマーレ。
東海岸の潮がぶつかり合って難所として有名なハトラス岬の近くに造船所があるこのアルベマーレの船は、質実剛健。波の中の走りがとても強い。米国の市場でもプロダクション艇としてはかなり高額なこの船が沢山売れてい、評価が高いのはその実績と言える。
その秘密は、船の船体はFRPというガラス繊維を織り込んだ強化プラスチックで出来ているのだが、その作りの丁寧さとその厚み。実はだいぶ前にアルベマーレからハルのモールド(ひな形)を日本にもってきて、日本で積層して造ったらいくらかかるかをやってみたことがあるのだが、指示されるクオリティー通りに造っていくととんでもない価格となってしまう。
米国で見せて貰ったプロモーションビデオに、38口径のスミスアンドウエッソンを至近距離からこのアルベマーレのハル(船体)に打ち込むのだが、その弾丸を羽根化してしまうほどの強さに仕上げられている。
さらに、そのモールドは立体的な波の中での挙動を考え、3次元的な工夫が随所に凝らし、全体のバランス良く作り込まれているのだ。
次回は、以前に訪れたことのあるアルベマーレの工場の写真を用意し、僕の憧れのアルベマーレを紹介しましょう!

カジキ釣り、また行っちゃった

ったく仕事もせず、家族サービスもせずに釣りに行っていていいのか!というお叱りも在ろうかと思うのですが
また、行っちゃいました。ぶふふ、かじき釣り。
先日のDavisのオーナー艇長と一緒にお誘い頂いた、アルベマーレで・・・
JIBTでヒットのあったポイントまで、横浜のマリーナから3時間くらいかけて
本当に好きだなーと思います。
さて、目的のポイントは潮はすこぶるよくて、これはかじきは絶対だという感じ!
しかも平日、ダーれも釣りをしている奴なんていない!うっしっしし
で始めました。
そして、ヒット!!
やったーと思ったのですが、実は1mくらいあるシイラでした。
ハワイではマヒマヒと言って、白身の魚はフィレオフィッシュなどにしておいしく食べるのですが、日本ではあまり・・・・正直言うとシイラかよ・・・という感じです。
でも、ファイト
ファイト2
気合いを入れてリールを捲いているのは女性アングラーのミス・Mさん!
美しい顔が、かわいそうにリールの重さでゆがんでますが、それはそれ、やはり美しい女性が捲くと絵になりますな
それにこの巻き方、ちゃんと左手はラインをサギングしていてプロっぽいっす!
そして、携帯カメラをなにげに海にむけて構えると
シイラのジャーンプ!うわ!撮っちゃった!
シイラ
そして、無事ファイトして釣り上げた魚はこのとおり
これでも1mくらいある大物っす。
シイラ解体
このあと、これよりも大きいシイラが2本、ファイトを楽しんだのですが
食べる分だけ殺せば良い!一尾だけあげましたがあとはすべてリリース。
だが、肝心なかじきはノーヒット。と思いきや
目の前をかじきが飛んでいったり、
かじきだと思って海面にうかぶヒレを発見して近ずいていくと、なんと5mはあろうかという大物の鮫だったり
(携帯カメラで写真をとったものの見事にぶれてました)、完全におちゃくられている今日この頃
でもまー、こんなきれいな海を気持ちよく楽しめるんだから、それで良しと
というわけで、実は今はあまり時間がなく、ちょこちょこっと書いてしまいましたが
質問などがあったら遠慮なく!!です!

JIBTその4 かじき釣り大会の模様

68df8b04.jpgさて、JIBTその4、カジキ釣り大会のレポートだが、詳細は8月5日売りのボート雑誌「オーシャンスタイル・パーフェクトボート」を読んでください。大会レポートを書きました。
んで、それではブログがつまらないのでざっと、リザルトを報告すると
我われのチームは、何度もかじきを見て、ファイトに誘うもノーヒットで大会3日間を終わっちゃった。ちゃんちゃん。絶対な自信があっただけに、残念!
んで、大会自体は例年にくらべるとやはり潮が薄かったせいでそれほど沢山のかじきは出ませんでした。
フィンノールが、大会公式記録としては3日間で8本のかじきを持って帰り、5本のタグアンドリリース。合計13本のかじきを釣り上げた。大会記録としては失格になってしまったのがその他に2本。そのうちの一本は、テレビの釣り番組で活躍している、児嶋玲子さんが198kgのかじきをなんと6時間ものファイトで釣り上げている。ただ、検量時間に間に合わなかったために失格となったが、それでもすごいこっちゃ。
んで、実は先週の木曜日、飽きもせず我々はリベンジしに出港するのですが
それはあとで写真付きでまた書きます。
そうそう、JIBTレポートは、その戦略とか、タックルのこと
どうやってかじきを釣るのかなども、いずれ説明していくつもりです。

JIBTその3 大会初日

釣りの朝は早い。
といっても大会だから比較的のんびりしたものかな?朝0530に起床し0600に船でスタンバイ。手分けして出港準備を整える。一人はエンジンルームに潜りこみ、オイル、冷却水、Vベルトなどの基本確認。2人一組になって竿とリール、ラインのチェック。特にリールはドラッグというすべり止めの圧力をばねばかりで測って調整しなおす。もう一組はその日に流す予定のルアーをチェック。リーダーというラインと針などを確認する。もう一組は大会本部にレジストレーションに行く。開会式も参加してもらう。僕はオーナー艇長と最後の作戦会議。どこをどうやって流すか。太陽の位置、潮の向きなどの情報をもとにしみレーションしておく。0700各艇の無線チェックが始まる。船の無線はマリンVHFと呼ばれているもので、予め指定されたチャンネルで待ちうける。
そしていよいよ出港。舫いを解く。しずしすとスタート海域に進んでいくうちに、しばらくぶりに遭う船、知り合いの船などに寄って行きお互いにエール交換をかわす。
そしてスタートのカウントダウンが無線を通じて行われる。
これは圧巻だ。なんせ100隻もの船、数千万円から億を請えるスポーツフィッシャーマン達が一斉に出港、というかスタートして我先にポイントを目指すのだ。(写真はスタート前の風景)
9e88327e.jpg
アドレナリンが噴き上げる瞬間だ。
我々は昨晩の情報をもとに、まず5マイル先の神子元島周辺のまかじき狙いでファーストマリンの得点を狙う。
走って10分程度か、神子元のあたりは思ったより潮色、温度とも良い。さっそくアタック開始。手順良くなれた手つきのクルーワークでルアーを次々に流す。僕はナビシートから前方の海面をにらみ、潮の行方を追う。飛んでいる鳥たち、流れているごみ、潮目、そして太陽の光の向き、それらを総合的に判断して流していく。
バウ(Davis)
そうやって、海の中のお魚さんがどういうふうに我々のルアーに気付いて食べに着てくれるかを一日中海からの情報をもとに組み立てているのだ。それがビッグゲームといわれる所以。流し
すみません、続きはまた!

JIBT その2前夜祭

下田港に着岸すると、日本各地から集まってきた猛者達が集っている。
今回の参加艇は104隻。北は仙台あたりから南は長崎だっけかな?オーストラリア、韓国からのエントリーもあるようだ。
ここに参加しているオーナーボートは、それぞれがスポーツフィッシャーマンとして活躍している有名どころ。このJIBT下田大会は、まず、ジャパンゲームフィッシング協会(JGFA)が開く講習会などの参加ポイントを稼ぎ出場資格を得なくてはならない。また、まったく初めてのチームは自分の船ではエントリーできず、下田の漁船をチャーターしなくてはならない。地元の漁船に乗って、その船頭から下田海域のかじきポイントなりルールなりを教わるために必用なこととされている。
そうやって集まったこの大会での賞品は、もちろんお金ではない。優勝者はハワイ・コナで行われるHIBTという世界大会への出場資格を得られるだけだ。
だが、この下田海域は、例年この時期かじきの宝庫、豊饒な美しい海で夏の始まりを楽しむのは最高なのだ。
そして、久しぶりに会える海の仲間がいる。
ふら
前夜祭は、漁協の市場で行われ地元の方々の参加もあってとっても賑わう。
もちろんライブバンド在り、フラダンスあり。我々競技参加チームが交代で焼き鳥を焼いたり、カクテルを作ったりともてなす側に廻る。
とっても楽しいのだが、実は明日から競技を行う我々は、様々な情報の交換場ともなっている。
各方面から船で来た人たちから、その途中のいくつかのポイントの様子を聞けるからだ。かじきは黒潮に乗ってやってくる。もちろん黒潮本流は遙か沖合を蛇行していくのだが、この下田の海域にはその支流や反転流がはいってくる。その潮に餌を求めたカジキがやってくるのだ。その判断は水温、水色で見分けるのだが、その情報をもとめて、チームクルーがそれぞれに情報を仕入れてこれる場となる。それにあわせて、インターネットから得られる情報をもとに、翌日、大会初日の作戦を練ることができるのだ。
我々が得た情報は、今回は黒潮が例年に比べて遠くに離れてしまいとにかく潮が薄い。水温が24度から25度が勝負で、その潮はひょうたんと呼ばれる新島と神津島の北側にある瀬にのみ見えるという。その潮は、伊豆七島近海の黒潮から出ている支流ではなく、遠く和歌山県の潮岬から熊野灘を経てやってきている潮のようだ。また、大会中のポイントルールがいろいろあり、ファーストマリーンにはポイントが加算されるから初日の一番先に釣ると有利になる。そんな駆け引きを考えながら翌日の作戦を練っていくのだ。
ルアー
我々は、スタートフィッシング後、おそらくみんなはここから20マイル離れるひょうたんを目指すだろうと予測をたて、クルー諸氏が仕入れてきた地元漁師の話で約5マイル沖の神子元島まわりの潮でまかじきが居るとのことから、そこでファーストマリーンを狙い、潮を見ながらひょうたんまで南下しようという作戦を練った。
となると、流す疑似餌(ルアー)は、まかじき向けのものとなる。ルアーを選択して針をヤスリで研ぐ。そうやって大会前夜は暮れていった。
続く