新人クルーが入ってくるとまず教えるのはもやい。
この船では古参のクルーが新人君に教えるようにしています。
舫いというのは、太古からの船の歴史の中で積み上げられ洗練された形となったロープの扱い方です。目的に応じて無駄が削ぎ落とされたものです。色々なロープワークがあるので、本などを開くとこんなに沢山覚えなければならないの?とたじろぎますが、船では以下の4っつを覚えれば大丈夫!
まずはもやい結び。ボーラインノットともいいます。
輪っかを作るロープワークですが、この輪っかがどんなに力をいれても締まらない輪っかのまんまでいてくれるものです。でもほどく時には簡単にほどけます。僕がヨットを中学の頃始めた時、これが目をつぶってできないと、海には出させてもらえませんでした。もし、落水した時に、自分でこの輪っかを作って自分の体をホールドさせるからです。しかも、海中でやることを想定して目隠しして作らされました。 続きを読む